栽培のこだわり

果樹を栽培する際に、一番最初に行うのが苗木の植付作業。その後の生育の良し悪しは苗木の品質で決まるといわれます。
私たちは台湾でから千葉へ苗木を輸入する際のプロセスを、24時間以内に行うノウハウがあります。
苗木の根を傷つけず、機内の低温から守ることも苗木取扱業者である経験が役に立ちます。

人間だけでなく、植物にも水は欠かせません。当ハウスでは灌水は自動で適時に行うようにしておりますが、それだけでは不十分と感じるので、自動灌水と手灌水の組み合わせで水やりをしております。
樹がたくさんあるので、全部に手で水やりをするのは何時間も掛かってしまいます。とても非効率ですが、一本、一本と対話しながらの水やりは、常に新しい発見があり、樹から学びを得られる良い機会となっています。

お客様がフルーツに期待することは、「見た目」、「栄養」、「食感」、「酸味」、「水分補給」などがありますが、一番は「甘さ」でないでしょうか？どのように育てたら「甘くなる」ということを追求すると、肥料を撒くというイメージができると思います。
当園では、有機質配合、ホタテ貝殻、植物質、魚粉、骨粉などが、肥料のキーワードになっています。これらを含んだ肥料を全国から取り寄せ、甘さだけでなく、コクのある果実が収穫できるように努めております。

昨今、お客様の農産物についての関心の多くが、食の安全性に関わる農薬の使用にあると認識しております。当園ではハウス内環境をコントロールし、病害虫の発生を抑え、農薬を極力使用しないよう努めております。
マンゴーはともかく、ライチについては、まだまだ国内でも生産者が非常に少ないことにより、認可されている農薬が非常に少ない状況です。ならば、一層のことゼロに出来ないかと前向きにチャレンジしております。